8時間睡眠/日

今日も推しが銀河一うつくしい

BILLIE IDLE®へ、私より

これはBILLIE IDLE®へ宛てた、私からの最初のラブレターです。

 

LAST ORGY

2019年10月16日、BILLIE IDLE®解散が発表された。

 ツイッターをいつものように見ていたらそのツイートが目に飛び込んできて、「解散」のたった二文字が理解できなかった。解散を理解するより、解散に対して何か思うより先に泣いた。

公式サイトの発表を見ても、ニュースサイトの記事を見ても解散の理由はどこにもなかった。メンバーのSNSアカウントにも理由はなくて、解散はいやだと駄々をこねながら泣いた。でも当たり前に解散がひっくり返ることはなくて、泣きながら曲を聴いた。

2019年10月29日、NIGO®さんのインタビューが公開された。

 解散の理由はこれ以上なくシンプルだった。

会社的にこれ以上の活動を続けることが厳しいとの判断です。

ビジネスとして続けられないという理由は、ほかのどんな理由よりも強くて納得するしかなかった。自分が利益を出させるほど金を出せるわけでもないのに、採算が取れない事業を続けてくれとも言えない。

だけどそれは、ファンとしての無力さを感じる結論でもあった。会社のトイレで泣いた。

 

はじまりエモーション

BILLIE IDLE®を知ったのは2018年9月10日のことだ。

登坂広臣*1の初ソロツアーであるFULL MOONツアー 仙台公演でのオープニングアクトとして発表されたのがBILLIE IDLE®だった。

FULL MOONツアーではあらかじめオープニングアクトとして出演するアーティストは発表されており、どのアーティストがどの公演に出演するかは約一週間前に発表というオープニングアクトガチャだった。どのアーティストが登場するかは発表時にチェックしていたので、知ったのは正確にはもっと前になるのだが、そのときは「NIGO®さんがプロデュースするグループ」という認識だけだった。

9月10日、仙台公演のオープニングアクトとしてBILLIE IDLE®が出演するということが発表されたので、Apple Musicで配信されていた曲をすべてDLして聴き始めた。それと前後して友人*2から、「ビリーちゃんが登坂さんのOAに決まったからよろしくね!」とanarchy in the music sceneのMVを添えたリプライが来た。偶然にもシャッフルで流し、初めて聴いたBILLIE IDLE®の曲はこのanarchyだった。

予習を兼ねて友人に指南してもらい、曲を聴きMVを見ているうちにどんどんBILLIE IDLE®を好きになって、オープニングアクトとして彼女たちを見るのが楽しみになった。ウイカさん*3にリプを送ったら返信をもらったのが嬉しくて、スクショを撮って保存した。

オープニングアクトを務めてくれた仙台公演は、彼女たちにとってアウェイだった。それでも笑顔で立派にパフォーマンスしてくれた姿を見て、たった一日だけであっという間に好きになった。特に最後のbe my boyは楽しくてまた聴きたいと思ったし、二日目は一日目よりずっと楽しんだ。BILLIE IDLE®のことを明確に好きになっていた。

 

愛SUNSUN

そうしてすっかりファンになり、仙台公演が終わる頃には、ちょうどその頃行われていたリリイベに行くことを決めた。ツアーも行きたい気持ちがあったが、FULL MOONツアーの真っ最中だったのでそれはいったん保留にした。

2018年10月21日、アルバム「NOT IDOL」のリリイベが名古屋で行われた。特典会のあるようなイベントに行ったことがなかったので、CDを購入してイベントまで待つ時間の緊張をスタバで過ごした。BILLIE IDLE®を勧めてくれた友人にツイッターで付き合ってもらいながら、伝えたいことを伝えられるようにあらかじめ用意した。

ミニライブはいい整番を引いたため最前で見られて、近鉄パッセ屋上のステージは高めなこともあり、みんなが笑顔でパフォーマンスするところをしっかり見られた。そのときのセトリには仙台公演でやってくれた曲も含まれていて、登坂OA新規はめちゃくちゃ嬉しかったよ

特典会では全員と握手し、ウイカさんとのツーショットチェキを撮ってもらった。メンバーみんなにFULL MOONツアーから来ましたって伝えたら、みんな一様に「嬉しい」「ありがとう」「また来てね」って言ってくれて、それも本当に嬉しかったよ

チェキを撮るのなんて初めてだったけど、握手のときにFULL MOONツアーからって言ったのをウイカさんは覚えてくださっていて、慣れないおたくに優しく話を振ってくれてふわふわしながら屋上から出て、友人にツイッターで助けを求めて電話をした。パフォーマンスしているときのメンバーと特典会でのメンバーは全然印象が違って、そのギャップもあり、めちゃくちゃに好きになってしまっていた。一部だけ参加するつもりだったけど、CDを買い足して二部にも参加した。

BILLIE IDLE®が表紙を飾ったタワーレコード発行のフリーマガジンbounceに掲載されたインタビューで、FULL MOONツアーのオープニングアクトを務めたことを話題に出してくれて、「いつか自分たちで行く」と言ってくれたのが嬉しくて、行けるときがあったら現場に行こうと決めた。仙台セキスイハイムスーパーアリーナで公演する日が来たら、そのときは必ず。

2018年11月11日の女限ライブに参加して、「NOT IDOL」の曲や聴きたかった曲が聴けて、ますますBILLIE IDLE®のパフォーマンスに魅了された。モモセちゃんの歌声は一発目で人の心を鷲掴みにする力があるし、アキラちゃんはかっこいいのに喋ると誠実で愛される性格がわかるうえに運動神経がいい!のんちゃんはいい意味での不安定さがあってふとしたときに目を離せなくなるしBILLIE IDLE®にはのんちゃんのハモりがあってこそで、プーちゃんはかわいい声と声量、おそろしいほどのアイドル性で好きにならずにいられないし、ウイカさんは豊かな表情と自在に変化する声質がすごくて見ていて飽きないしずっと楽しかった。もうこのときには完全にBILLIE IDLE®のファンだった。

それから2018年12月15日、FULL MOONツアー神戸公演の一日目にまたオープニングアクトに来てくれたことやNOT IDOLツアーのファイナルになんとか滑り込んで参戦できたことが嬉しかった。間に合ったと思った。

2019年に入って大阪のフリーイベントに参加したこと、ウイカさんが今ブレイクするきっかけになった番組に出演されたこと、シングル「そして、また、、」の名古屋リリイベがちょうど誕生日だったこと、翌日のライブもすごく楽しかったこと、「僕らまだちっぽけな頃の話」のリリイベもツアーも楽しくて、嫌な思いなんてしたことがなくて、実際にいまこれを打ちながら泣いている。

好きになってからまだ一年と少ししか経ってない。残る現場はもう数えるほどしかなくて、しかも全部行けるわけじゃない。間に合ったと思った。これからもっと好きになって、ライブに行くたびに「今回が最高」と思いたかった。特典会で「今回も最高でした」って伝えたいしどこが好きかも言いたい、たくさんやりたいことがあるのに、BILLIE IDLE®は12月28日、LAST ORGYツアーの千秋楽で解散する。

さんざん泣いて、NIGO®さんのインタビューで諦めというしかない気持ちにもなったのに、それでもまだ泣くしいやだって駄々をこねるし解散を惜しんでしまう。解散発表があってから現場は行けていないけど、たぶん泣くだろうと思う。

羅列したとおり悲しい気持ちになったことなんて一度もないのに、その分だけ泣いてしまうのかもしれない。BILLIE IDLE®を好きになってからの時間は短いけど、ずっと楽しくて笑顔しかなかった。

BILLIE IDLE®に対して思うことなんて「好き」しかないんだ。

 

LAST ORGY

最後のツアーを迎えるのが楽しみでもあるし怖くもある。終わりがくるのはおそろしいし悲しい。ウイカさんはbioに「いつまでもあると思うな親と金と推し」と載せておられるけど、本当にその通りすぎて推せるときを逃したらこれからずっと推せないのかもしれない。推すのを迷う時間なんて一秒もない。

“ORGY”には“どんちゃん騒ぎ”という意味や“神になる”みたいな意味もあるので、BILLIE IDLEが神話として残ってくれたらうれしいです。

 NIGO®さんはこう言ったけど、神話になんてならなくていいからこれからもずっとステージを見たかったよ

好きにさせてくれてありがとう。好きになれるパフォーマンスをずっとしてくれてありがとう。BILLIE IDLE®として活動してくれていてありがとう。もっと早く好きになりたかったけど、でもたぶん間に合ったし、そう思いたい。

今から解散までの時間はあまりにも短い。その間どれだけ伝えられることができるか、考えたらまた泣きそうになる。だけど泣くんじゃなくて笑いたいし、どんちゃん騒ぎで終えたい。BILLIE IDLE®が好きだから、またいつかを信じたい。

私はきっとこれからも、BILLIE IDLE®のことが好きです。好きにさせてくれてありがとう。

 

BILLIE IDLE®へ、私より愛をこめて

 

 

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いつか会いに行くよ

 

*1:銀河一うつくしい推し

*2:WACK系のアイドルを在宅で追いかけている女子ドル好き

*3:ファーストサマーウイカさん。推し